101歳対7歳やプロ指導 裾野 囲碁愛好会30周年対局

 裾野市囲碁愛好会、日本棋院裾野支部、あすなろ囲碁県連合会は26日、活動開始から30周年を記念したイベントを同市平松の東西公民館で開いた。

エキシビション対局を行う相川さん(右)と山本君=裾野市東西公民館
エキシビション対局を行う相川さん(右)と山本君=裾野市東西公民館

 会員や囲碁教室に通う児童ら約50人が対局を楽しんだ。世代間の交流を目的とした相川東三さん(101)と沼津市立今沢小1年の山本伊織君(7)によるエキシビション対局や、藤井浩貴二段=清水町出身=らプロ棋士3人による指導対局が行われた。
 愛好会によると、30年間で囲碁の競技人口は減少傾向にあり、最盛期は約130人だった会員は現在約50人。2020年には同連合会を発足し、県内の小学校で囲碁教室を展開して普及を図っている。渡辺浩事務局長は「会員の平均年齢が上がっていくのは避けられない。子どもたちに楽しさを伝え、未来への種をまいていきたい」と話した。

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