官民で建設事業課題解決 袋井市と業界団体 23年度、協議会発足

 袋井市と、市内の建設会社などで構成する市建設事業協同組合は来年度、「“みらいのふくろい”を支える建設事業促進協議会」を発足させる。双方の協力、連携関係を一層強化し、建設産業や地域が抱える諸課題に対して官民共創で取り組む。

協議会の発足に向けて開かれた協定締結式=袋井市役所
協議会の発足に向けて開かれた協定締結式=袋井市役所

 同協議会は①新たな社会インフラの維持管理方法②建設発生土処分の在り方③担い手不足・技術力の継承―をテーマに設定。現状把握、分析を行って課題を共有し、試行に向けた協議、検討を開始する。担い手不足・技術力の継承については静岡理工科大(同市)との連携も視野に入れる。
 協議会の発足を前に市役所で27日、協定締結式が開かれた。永井智克之代表理事は「スクラムを組んで建設業界の明るい未来を切り開けるよう頑張りたい」とあいさつ。大場規之市長は「官民連携で課題を解決するための体制構築への第一歩したい」と述べた。

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