熱海の海水を利用 塩ラーメン販売 「らーめん しゅん」3月1日から

 熱海市沖の海水から生まれた塩を使った「熱海塩らーめん」が1日、同市銀座町の「らーめん しゅん」で発売される。同店を経営する木村俊一さん(50)と、市内で焼き肉店を営みながら塩を製造している山崎信二郎さん(49)のコラボ商品の第1弾。山崎さんは「今後も飲食店と協力して『熱海塩』メニューを増やしていきたい」と話している。

熱海沖の海水から製造した塩と熱海塩らーめんを手にする山崎さん(右)と木村さん=熱海市銀座町
熱海沖の海水から製造した塩と熱海塩らーめんを手にする山崎さん(右)と木村さん=熱海市銀座町

 熱海塩は、同市のパワースポットとして知られる来宮神社、伊豆山神社、初島の初木神社の3カ所を結んだ熱海沖のエリアから採取した海水を丹念にろ過し、2日間かけて炊き上げて作っている。山崎さんが経営する同市渚町の焼き肉店「ソルト&ミート渚」では熱海塩で味わう焼き肉が人気を呼んでいる。
 塩ラーメンは「熱海の海の豊かさを伝えたい」という山崎さんの思いに共感した木村さんが考案。天然塩ならではのまろやかですっきりとした味わいに仕上がった。1杯1300円。木村さんは「料理の味を引き立ててくれる熱海塩の魅力を広めたい」と話した。
 パワースポットにあやかり、来宮神社で祈とうした熱海塩入りのお守り(1個3300円)も販売する。詳細は<https://atami-sio.com>へ。

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