記者コラム「清流」 新生アスルに期待

 5日、サッカーJ3が開幕する。近年、2桁の順位に低迷しているアスルクラロ沼津。ただ今季は元日本代表の中山雅史氏が監督に就き、経営陣も一新。新たなスタートを切る。
 2月中旬、地元スポンサーを集めてキックオフパーティーが開かれた。7年目の菅井拓也選手は「クラブは今できる最高の体制を整えてくれた」とあいさつし、前会長らへの感謝も忘れなかった。成績を残せないのはこれ以上ないほど悔しく苦しいことだろう。選手にとって変化は大きく、今季への決意を感じた。
 昨年、J3ライセンスを維持するため本拠地の照明改修を実現させた。ただ、現状の設備では優勝しても昇格できない。結果を残すことで機運を高め、今季をJ2クラブ誕生への始まりにしてほしい。
(東部総局・山本萌絵佳)

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