トラックに夢乗せて 磐田北小×地元運送会社 ラッピング車体お披露目
子どもの夢を車体にラッピングして全国を走る「ドリームプロジェクト」に賛同した運送会社ナルキュウ(磐田市見付)は4日、近隣の磐田北小児童の夢を描いた車両のお披露目式を同社で開いた。車両は主に愛知県と磐田市間を走行する。
10トンと4トントラックの2台の後部や側面に「サッカー選手になりたい」「卓球の試合で初優勝したい」など、5年生約100人の夢や目標を刻んだ。同市イメージキャラクターのしっぺいや特産の海老芋、見付天神裸祭など、市の魅力を表した写真も配置した。
酒井誠代表取締役や草地博昭市長らによるテープカットが行われ、集まった地元の子どもたちと完成を祝った。カウンセラーになりたい広沢咲良さん(11)は「恥ずかしいけれど、トラックに自分の夢が描かれてうれしい」と笑顔だった。
プロジェクトは2021年3月に始動。これまで愛知県や岐阜県で11台のトラックで実施し、県内では初めて。同プロジェクト実行委員長の西手隼人さんは「夢を公にし多くの大人からアドバイスをもらうことが夢をかなえる近道。ドライバーの交通安全の自覚も芽生えるのでは」と話した。