雅楽、厳かな舞を堪能 竜笛演奏にも挑戦 静岡市葵区・西奈小

 静岡市葵区の西奈小は3日、日本の伝統芸能である雅楽を学ぶ鑑賞会を同校で開いた。6年生約120人が、厳かな舞や楽器の音色を堪能した。

舞や楽器の音色など雅楽の魅力を楽しむ児童ら=静岡市葵区の西奈小
舞や楽器の音色など雅楽の魅力を楽しむ児童ら=静岡市葵区の西奈小

 翁稲荷社(同市駿河区)の牧田明子宮司(78)が会長を務める翁雅楽会の3人が出演し、17本の竹筒で作られた笛「鳳笙(ほうしょう)」や横笛「竜笛(りゅうてき)」などの楽器の解説や演奏を披露した。中国の故事「蘭陵王」の舞楽を舞った牧田さんは「礼を重んじる雅楽を通し、言葉遣いや所作を学んでほしい」と話した。
 児童は実際に竜笛の演奏にも挑戦。指使いに苦労しつつ、音が出るとクラスメートから歓声が巻き起こった。児童を代表してあいさつした安田空奏さんは「美しい音色を聞いて、日本古来の文化を大切にしたいと思った」と感謝を述べた。

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