新たな発想で事業展開 学生や企業が発表会 静岡市葵区

 静岡市は3日、企業や学生、行政の人材交流拠点「市コ・クリエーションスペースCOCODE」(葵区)で生まれた新規事業の発表会を同施設で開いた。企業や学生などの11グループが、新たなアイデアを基に挑戦している事業を発表した。

若者の“推し”事情を発表する「合同会社もあい」のメンバー=静岡市葵区のコ・クリエーションスペース「COCODE」
若者の“推し”事情を発表する「合同会社もあい」のメンバー=静岡市葵区のコ・クリエーションスペース「COCODE」

 静岡大の学生で構成する「あむラボ」は、子どもたち一人一人の好奇心を育もうと、オーダーメードの体験教室を実施。ものづくりや研究などのプロジェクトを通して社会につながる体験に取り組んでいると説明した。
 市内の高校生が運営する「合同会社もあい」の高校生マーケティング部は、自分が応援するアイドルなどを意味する「推し」についてなど、若者のリアルな声を地域社会に届ける事業を目指しているとした。老舗和菓子店「三坂屋」(葵区)の橋本加代子代表は、オフィスに置き薬のように和菓子を定期配達する事業を紹介。「急な来客時や社員間の交流に役立てていただければ」と話した。
 各グループは別室にブースも設け、来場した市民ら約70人との交流も図った。

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