焼津発キャンプ飯ずらり 統一ブランドで14社展開へ サバやカツオ使用、長期保存も

 焼津市内の事業者が地元の強みの一つ食品加工技術を活用して開発した「キャンプ飯」が4日、同市中港の焼津PORTERSで行われたイベントでお披露目された。14社が自社の強みをいかして、手軽に調理できて、長期保存可能な新商品が出そろい、来場者の注目を集めた。商品は「やいづキャンプ飯」という統一ブランドで展開する予定。

「キャンプ飯」がお披露目されたイベント=焼津市中港の焼津PORTERS
「キャンプ飯」がお披露目されたイベント=焼津市中港の焼津PORTERS

 焼津PORTERSマーケットの一環で実施した。会場にはあまる斎藤商店やいちまる、シーラック、福一漁業、川直といった市内事業者がサバやカツオ、マグロを使って開発した、キャンプで使える商品が並んだ。
 ソロキャンパーに焦点を当てた商品も見られた。キャンプ飯の自社独自ブランドを立ち上げた石田缶詰はつゆを2倍に凝縮した一人用の鍋の素を開発。新丸正はカツオのスモークをナイフで削りながら食べるスタイルの商品を出品した。
 キャンプ飯のプロジェクト「次世代の焼津ブランド創出協議会」担当者は「長期保存が可能であることから防災面のニーズも見込める」と広がりを期待する。
 月内に都内で首都圏消費者向けの販売イベントを行う予定。

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