選挙、児童に疑似体験を 若者層の関心向上へ提言 静岡市「啓発サポーター」高校、大学生9人

 若年層の投票率向上を図るため静岡市選挙管理委員会が委嘱した「選挙啓発サポーター」の初代メンバーが5日、最後の会合に市役所で臨んだ。1年間の活動を振り返り、若者の政治や選挙への関心を高めるための取り組みを提言した。

静岡市選挙啓発サポーターとして1年間活動した高校生と大学生=静岡市役所
静岡市選挙啓発サポーターとして1年間活動した高校生と大学生=静岡市役所

 2022年4月に創設された制度で、市内在住または在学の高校生と大学生計9人が啓発用の冊子やDVDを作成した。
 最終会合では1人ずつ活動の感想を述べた。静岡英和女学院高3年生の河村紗英さん(18)は「選挙に参加することがどれだけ大切かを学ぶことができた」と報告。常葉大法学部3年生の堀池麻莉さん(20)は有効な啓発活動として、小学生に選挙を疑似体験してもらう取り組みを提案した。
 市選管の山川澄人事務局長は「提案、意見を参考にこれからも若者の啓発活動を進めたい」と感謝した。

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