⚽新生アスルクラロ 初陣飾れず 終了間際、讃岐に痛恨失点

讃岐―沼津 前半、沼津の和田(左)がシュートを放つも相手に阻まれる=香川・ピカスタ(東部総局・山川侑哉)
讃岐―沼津 前半、沼津の和田(左)がシュートを放つも相手に阻まれる=香川・ピカスタ(東部総局・山川侑哉)

 明治安田J3リーグ第1節は5日、各地で7試合が行われ、中山雅史新監督率いる沼津は5日、敵地での開幕戦で讃岐に0-1で敗れて初陣を勝利で飾れなかった。
 沼津は前半、枠内に何度もシュートを放ってゴールを脅かしたものの、讃岐の守りを崩せなかった。試合終了間際の後半45分、讃岐に先制点を許し、そのまま無得点で敗れた。
 松本は、J3初参戦の奈良に2-0で快勝。昨季J2の岩手は愛媛に大勝した。

①ピカスタ▽観衆3216人
讃岐 1勝(3)1(0―0 1―0)0沼津 1敗(0)
▽得点者【讃】吉田(1)


 終了間際 讃岐に痛恨失点 前半の逸機響く
 沼津は作り出した多くの好機をものにできず、讃岐に一瞬の隙を突かれて試合終了間際に失点した。主導権を握っていただけに悔しい敗戦。MF菅井は「チャンスを決められないところが多かった」と振り返った。
 前半からパスをつなぎ、決定機を何度も演出した。特に前半40分ごろにはエリア内からFW和田、MF持井、MF徳永が5本連続でシュートを浴びせたが、相手の好守に阻まれた。新加入の和田は中山監督から「自分の武器を生かして出し惜しみすることなく全力でやってこい」と助言を受けたといい、「チームを勝たせる選手になりたい」と口元を引き締めた。
 後半開始直後はフォーメーションを変えた讃岐に押される展開になったが、守りを修正しながらペースをつかみ、相手ゴールに迫った。一進一退の攻防が続く中、5選手を次々に投入。得点を狙いに出たが、試合終了間際にサイドを崩されて痛恨の1点を許した。
 指揮官は「リスク管理」を課題に挙げ、「守備の時に攻撃についても考えられるように、より高いレベルと強度で展開していきたい」と気持ちを切り替えた。

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