球場、大学再編...鈴木市長退任後も協力「何らかの形で応援」 浜松市議会代表質問

 浜松市議会2月定例会は6日、代表質問を行い、戸田誠(自民党浜松)、平間良明(市民クラブ)、湖東秀隆(創造浜松)、酒井豊実(共産党市議団)の4氏が登壇した。鈴木康友市長は4月末の任期満了に伴う退任を前に、県の野球場問題と静岡大、浜松医科大の運営法人統合・大学再編問題を未解決課題に挙げ、「逃げるつもりはない。何らかの形で関わり、応援したい」と述べ、退任後も協力するとの姿勢を示した。戸田氏への答弁。
 鈴木市長は次期市長に引き継ぐべき問題意識を問われ、約8分間にわたり熱弁した。真っ先に強固な財政基盤の維持と人口減少への対応を挙げ、「いずれ国の歳出改革で地方自治体の財政も影響を受ける。健全性を守り、人口が減っても元気な街であるために産業が重要だ」と強調した。
 任期中に新たな企業立地を320件、地域企業とスタートアップ(新興企業)の協業プロジェクト94件を創出し、農林業の収益力を高めた実績などを説明。「花開きつつある施策をぜひ継承したい」と胸を張った。
 一方、未解決課題の2件は「相手があって進まなかった」と振り返り、「成果と課題を整理して次の市長に引き継ぐ。さらに住みよい浜松をつくってほしい」と期待を寄せた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞