コロナ禍の青春取り戻せ 高校生企画運営のロックフェス 浜松の軽音楽を盛り上げ

 浜松市中区のライブハウス浜松窓枠でこのほど、高校生バンドが演奏を披露する「アオハルロックフェスティバル2023」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。実行委を務める第一学院高(同区)2年生3人が「音楽の都浜松に、軽音楽を広めたい」と企画した。

エネルギッシュな演奏を披露する高校生=浜松市中区のライブハウス浜松窓枠
エネルギッシュな演奏を披露する高校生=浜松市中区のライブハウス浜松窓枠

 市内外から13バンドが出演した。出演者は、米津玄師の「ピースサイン」など人気アーティストの楽曲をエネルギッシュに披露。聴衆は手拍子をしながら演奏を楽しんだ。
 イベント運営を担ったのは同校の大石遥士さん、田中秀汰さん、内藤大翔さん。元々はそれぞれでギターなどの楽器を楽しんでいたが、浜松には高校生による軽音楽発表の場が少ないと感じ、昨年9月ごろに企画した。コロナ禍で学内行事などが縮小したことから、「青春を取り戻したい」との思いもある。
 同校教諭が同ライブハウスのオーナーと知り合いだったことから、会場を確保した。市内企業を回って協賛金を集め、準備に奔走した。
 3人もイベントのためにバンドを組んで出演した。内藤さんは「出演者集めが大変だった。コロナ禍で活動できなかった分のエネルギーを発散してもらえたら」と話した。田中さんは「ライブハウスの生演奏を楽しんでほしい」と笑った。

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