ゲーミングPC ZOA販売強化 自社ブランド機種拡充 部品交換提案も

 ZOAは、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」に対応した高機能の「ゲーミングパソコン(PC)」の販売を強化している。オリジナルブランドを立ち上げ、ゲームソフトごとに必要な性能が異なるため、機種の拡充を加速している。

ZOAはゲーミングパソコンの販売を強化している=沼津市のOAナガシマ沼津本店
ZOAはゲーミングパソコンの販売を強化している=沼津市のOAナガシマ沼津本店

 eスポーツ人気の高まりを受け、2020年12月に自社ブランド「イージス」の商品展開を開始。他社製品に比べて装飾や部品交換がしやすく、要望に応じて代替部品を提供できる専門店の強みを生かせると判断した。ゲーム好きの社員が、通常のPCより難しいとされる設定やインストールを含めた提案ができるのも利点という。
 ゲーミングPCは、ゲームソフトによって求められる情報処理能力や画像処理能力が異なる。幅広いニーズに対応しようと、自社ブランドで販売価格が15万~40万円超の15機種ほどを投入。コロナ禍の巣ごもり需要に後押しされ、2022年3月期の売上高は18年度3月期から2・5倍を見込む。
 高校にeスポーツ部創部の動きもあり、市場は今後も膨らむと想定する。夏にも新機種を投入し、2~3年後には総売上高に占める割合を現状の7%から10%超に引き上げる計画。鈴木俊伸販売部長は「ニーズを見極めて商品展開したい。他社にはないデザイン性の高い機種も投入したい」と話す。

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