新ピアノでプロの音体感 小山中でお祝い会 生徒も合唱で共演

 小山町の小山中で10日、1月に新調した体育館のグランドピアノを使ったお祝い演奏会が開かれた。普段から合唱に精力的に取り組んでいる生徒約180人が、プロの歌声と演奏に聞き入った。

プロの演奏家と生徒たちが共演したお祝い会=小山町の小山中
プロの演奏家と生徒たちが共演したお祝い会=小山町の小山中

 地元出身のソプラノ歌手長田真澄さんとピアニスト寺本佐和子さんが、季節の歌やイタリア語の本格的なアリアなどを披露した。生徒たちは“第2校歌”と位置づけるほど親しみを抱いている合唱曲「群青」で共演した。
 同校は合唱による仲間づくりや豊かな心の育成などを推進している。これまで約67年間にわたり先代のピアノを使用してきたが、経年劣化が進み、同校後援会の寄付金を活用してピアノを新調した。生徒会長の稲千幸さん(14)は「プロの演奏で新しいピアノの音色がよりきれいに感じられた。合唱練習も頑張りたい」と話した。

 

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