藤枝市の施策学生が提案 研究成果発表会 地域課題解決へ

 藤枝市と包括連携協定を結ぶ県内大学の学生による本年度の地域政策研究の成果発表会がこのほど、同市の市産学官連携推進センターで開かれた。学生は地域イノベーションや多文化共生の推進など各テーマに基づいて藤枝で調査し、施策提案と合わせて同市幹部らに報告した。

テーマに基づいて藤枝で調査した成果を報告する県内大学の学生=藤枝市の市産学官連携推進センター
テーマに基づいて藤枝で調査した成果を報告する県内大学の学生=藤枝市の市産学官連携推進センター

 6大学9研究室の学生ら計45人が参加した。静岡理工科大理工学部建築学科のテーマは「地域文化資源を生かした地域ブランド化と観光・交流の推進」。藤枝旧市街地で新たな魅力創出に向け、周辺の環境や公共施設、イベント状況、新しい拠点などの基礎調査を実施した。
 藤枝旧市街地総合再生計画区域内にある岡出山地区の小路が花回廊となる仕掛け作りや、人々の居場所となるポケットパークの整備など、地域住民や市外からの訪問者らに居場所を提供する仕組みを提案した。
 地域政策研究は、市と協定関係にある大学が地域課題の解決や施策提案などを目指して調査を行う事業。

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