B3静岡熱戦 2000人拍手 沼津・香陵アリーナ こけら落とし
1日開館した沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で11日、開館記念のこけら落としイベントとして、バスケットボールB3ベルテックス静岡とさいたまブロンコスの公式戦が開かれた。静岡はさいたまに惜敗したが、リーグ2、3位の両チームが終盤まで白熱した試合を展開。ほぼ満員の約2千人の市民やファンは、間近で見る熱のこもった選手のプレーに盛んに拍手を送った。
同公式戦は県東部最大の最大2千人収容のスポーツアリーナで開かれる初の大型イベントで、市民200人が無料招待された。12日も同カードで試合を行う。
試合前には、U14男女の沼津選抜チームによるエキシビションゲームが開かれたほか、ハーフタイムには飛龍高和太鼓部の演奏や、12日にホーム初戦を控えるサッカーJ3アスルクラロ沼津のPRも行われた。市内のクラフトジン醸造所や弁当店などが出店し、沼津の食もアピールした。
親子3人で観戦した清水町の杉山沙織里さん(36)は「明るく現代的」と新たなアリーナの感想を語り、息子の快里君(9)は「パス回しがうまくて驚いた。(静岡が)負けて残念」と悔しがった。沼津市出身の大学生田中敦基さん(21)=東京都=は「1階席は選手との距離が近くて迫力がすごい。また訪れたい」と喜んだ。