「国際協力」テーマに交流 静岡文化芸術大生と東海大生 浜松

 東海大国際学部(神奈川県)の学生13人が9日、浜松市中区の静岡文化芸術大を訪れ、国際問題や世界の文化について学ぶ両大の学生が、発展途上国などの生産品を適正な価格で取引するフェアトレードや国際協力活動をテーマに交流した。

国際協力やフェアトレードの活動について発表する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大
国際協力やフェアトレードの活動について発表する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大

 東海大の学生はアフリカ内陸部のブルンジの農家から、コーヒー豆を直接輸入するプロジェクトを紹介した。同大に同国留学生が在籍していることから、「授業で学ぶフェアトレードやSDGsが国際的な社会問題を解決するための身近な取り組みだと感じた」と設立の経緯を話した。
 バングラデシュの内紛で被害に遭った家族の支援のために同国を訪れた文化芸大の学生は、少数民族「ジュマ」同士で内紛が起きている状況を説明。「少数民族の分裂を解決し、ジュマとしての結束力を高めることが大事」と訴えた。
 前山佳未さん(東海大2年)は「他の学生との交流を続け、自分たちにできることを見つけたい」と話した。
 東海大が学内のゼミ対抗スピーチコンテスト出場者への参加賞として、さまざまな国際交流を進める文化芸大との交流を企画した。

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