少子高齢、過疎化…高校生が課題と解決策発表 伊豆「サミット」

 静岡大未来社会デザイン機構は11日、「伊豆半島探究学習サミット」を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。県東部9校の高校生70人12チームが、本年度の「総合的な探究の時間」で自治体や地元の関係団体から聞いた地域課題と解決策を、他校の生徒や同大教員の前で発表した。

高校生が自治体の課題や解決策を提案した「伊豆半島探究学習サミット」=伊豆市の修善寺生きいきプラザ
高校生が自治体の課題や解決策を提案した「伊豆半島探究学習サミット」=伊豆市の修善寺生きいきプラザ


 サミットは初開催。生徒は伊豆半島の市町で深刻な課題の「少子高齢化」「過疎化」「資源の持続可能性」などに着目し、発表した。沼津市立高は「同市に人を呼び込み活性化させる方法」をテーマに、同市に住むUターン、Iターン経験者に職業インタビューを行って冊子にまとめた。御殿場西高は農家の後継者不足を知ってもらうため、共同で農業の魅力をSNSで発信した。
 松崎高は生徒が町の広報誌「松崎町ミライ通信」の作成に関わった。1年の野木沼颯汰さん(16)は「高齢者が多く人口が少ない町だが、ニュースになる話があった。今後も町の良さを広めたい」と意気込んだ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞