ガーナから伊豆視察 ジオパーク設立へ 運営学ぶ

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)認定の「伊豆半島ジオパーク」で環境保護や運営方法を学ぶため、ジオパークの設立を目指すガーナ共和国の視察チームがこのほど、伊豆市などを訪れた。

伊豆市筏場のわさび沢を見学するエイキンスさん(中央左)とオセイさん(中央右)=同市
伊豆市筏場のわさび沢を見学するエイキンスさん(中央左)とオセイさん(中央右)=同市
ガーナ
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伊豆市筏場のわさび沢を見学するエイキンスさん(中央左)とオセイさん(中央右)=同市
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 視察したのはマミアマ・エイキンスさん(34)とニャメバ・オセイさん(36)。同国や西アフリカ地域での設立を目指している。
 同市では伊豆を代表するワサビ産地の筏場のわさび沢を見学。美しい伊豆創造センターの朝日克彦専任研究員から歴史や地形、栽培環境について説明を受けた。エイキンスさんは「コミュニティーの運営や持続可能なやり方を学んだ。土地の歴史などのストーリーも絡めて付加価値をつけたい」と力を込めた。
 2人は日本で初めて世界ジオパークに認定された糸魚川ジオパーク(新潟県)も視察し、研修を受けていた。長泉町の伊豆半島ジオパーク長泉ビジターセンターや伊東市の大室山も見学した。
 2人によると、ガーナ共和国では2025年のジオパーク設立を目指しているという。

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