利水関係協議会、3月開催で調整 川勝知事「一度に説明を」【大井川とリニア】

 川勝平太知事は14日の定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事を巡りJR東海が県に提案している湧水の県外流出対策を大井川流域市町の首長らに説明する場として、大井川利水関係協議会会合の今月中の開催に向けて関係者と調整していると明らかにした。
 JRは田代ダム取水抑制案について、ダムを管理する東京電力側との協議開始にあたり、流域市町などに個別に了解を得る考えを示しているが、知事は「一度に説明できる場を設けた方が効率的」と説明した。
 前回の定例会見では、同案を流域市町に説明する場として、田代ダムの水利権について協議する大井川水利流量調整協議会の開催を提案していたが、「関係協議会(のほう)が(流域)10市町全てに関わるので、JRの希望にも添える」とした。一方で「(田代ダムの)取水抑制というのは調整協議会のマター(担当)なので、そこで説明しなければならない」とも述べた。

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