静岡県立大で卒業式 コロナ禍の経験は貴重な財産 871人が新たな船出

 静岡県立大、同短期大学部、同大学院の卒業式が17日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。各学部、研究科の卒業生871人の代表者が登壇し、尾池和夫学長から学位記を受け取った。

卒業生を代表して答辞を述べる大畑さん=静岡市駿河区のグランシップ
卒業生を代表して答辞を述べる大畑さん=静岡市駿河区のグランシップ

 尾池学長は式辞で、4年生が入学後に体験した新型コロナウイルス感染拡大やウクライナ情勢などに触れ「学位取得は努力の証明。社会に貢献できる人材として世界の舞台で活躍してほしい」と新たな門出を祝った。
 卒業生を代表し、食品栄養科学部4年の大畑実咲さんは「コロナ禍の経験は貴重な財産。『かわいそうな世代』ではなく、困難に立ち向かう『行動力のある世代』として、新しい世界で精進していきたい」と抱負を述べた。

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