浜松・家康ドラマ館グランドオープン 撮影セットや衣装展示 出演者らが来館呼び掛け
浜松市は18日、「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」(同市中区元城町)をグランドオープンした。本多忠真役の俳優波岡一喜さんや鈴木康友市長、名誉館長で徳川宗家当主の徳川家広さんらが開館式典に臨み、集まったファンや来場者に見どころをアピールした。
撮影で使った浜松城の城門や見張り小屋のセット、衣装、小道具を展示し、大型スクリーンで撮影風景や時代背景の解説映像を楽しめる。出演者のメッセージ、家康役の松本潤さんが浜松を巡った際の写真パネルも並ぶ。
波岡さんはかつて浜松が舞台の映画「青い青い空」に出演。今回は三方ケ原の合戦(1573年)で命がけで主君家康を助けた忠真役を演じる。式典で作品中の浜松の位置づけを説明しながら、「特に三方ケ原の戦いの場面は家臣の絆が描かれ、とても面白い」と強調した。
鈴木市長は「いよいよドラマは家康にとって激動の浜松時代に入る。試練を乗り越えて成長する物語の世界観を十分楽しめる展示になっているので、ドラマ館に足を運んでほしい」と呼びかけた。