思い出品と23年ぶり対面 伊豆の国・韮山高卒業生 タイムカプセル開封

 10月に創立150周年を迎える韮山高(伊豆の国市)は18日、2000年に開催した学校祭「龍城祭」で当時の生徒会が校内に埋めたタイムカプセルを開封した。卒業生や学校関係者80人以上が見守る中、思い出の品と23年ぶりに対面した。

2000年に埋めたタイムカプセルに入っていた品々を確認する卒業生ら=韮山高
2000年に埋めたタイムカプセルに入っていた品々を確認する卒業生ら=韮山高

 校内の江川坦庵像脇にある記念の石碑を目印に1時間以上かけて掘り出した。カプセルからは、23年前の写真やビデオ、龍城祭のポスターのほか、携帯電話、MD(ミニディスク)、新聞、近隣の弁当店のメニューなど当時の雰囲気が伝わる品々が見つかった。
 創立100周年の1973年に埋められ、2000年に開封したカプセルから引き継がれた8ミリフィルムや50年前の龍城祭のポスターも同じカプセルから発見された。思い出の品々は現役生が保管し、5月の龍城祭で展示する。150周年を記念し、新たなカプセルも埋める予定。
 2000年時の生徒会長だった坪内真美さん(40)は「無事出てきてほっとした。50年前の品々も一緒に次の世代につなげられることがうれしい」と話した。

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