日本平動物園のサル舎 鮮やかに 清水南高生がデザイン 3月下旬頃公開

 清水南高芸術科の生徒が19日、静岡市駿河区の日本平動物園で、改修を終えた中型サル舎の背景画を制作した。おりの中の内壁を鮮やかなデザインで彩り、来園者から感嘆の声が上がった。

中型サル舎の壁を彩る清水南高生=静岡市駿河区の日本平動物園
中型サル舎の壁を彩る清水南高生=静岡市駿河区の日本平動物園

 制作したのは1、2年生41人。6部屋あるサル舎を3班に振り分け、設計や色の配置など2週間ほどで準備を進めてきた。この日は筆やはけ、ドット模様をつけるための円状の特製の道具などを使いながら1日かけて塗り上げた。
 油絵専攻の久保野慧さん(2年)は「おりの中は暗くなりがちだと思うので明るめの色を多く使った」と話し、「そうそうない機会。光栄です」と笑顔を見せた。
 同園によると、中型サル舎の展示再開は今月下旬頃を見込んでいるという。

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