家康ゆかり洋時計 紙芝居で価値広め 焼津水産高演劇部、スペイン語交え熱演

 焼津水産高(焼津市)の演劇部が19日、約400年前にスペイン国王から徳川家康に贈られた洋時計をテーマにした紙芝居「海のむこうからのおくりもの」を静岡市葵区の市歴史博物館で披露した。26日も上演する。

「家康の洋時計」をテーマにした紙芝居を披露する生徒=静岡市葵区の市歴史博物館
「家康の洋時計」をテーマにした紙芝居を披露する生徒=静岡市葵区の市歴史博物館

 家康ゆかりの洋時計の価値を広める市民団体「すんぷ静岡時音の会」と同博物館の共同企画。紙芝居は同区の絵本作家たたらなおきさんの原作で、1、2年の部員10人がスペイン語を交えながら熱演した。部長の真崎凜さん(17)は「ストーリーを通じて人の縁の重要性を感じた」と話した。
 家康が整備した「駿府96カ町」を題材にした塗り絵体験も開催した。
 同博物館では26日まで、同会の活動を紹介するパネルを展示している。26日は洋時計を模した鉛筆立て作りのワークショップも実施する。
 

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