「五味」食事には重要 浜松・浜名小で児童ら プロの料理人から学ぶ

 静岡県産食材を積極的に活用し、食文化の振興に貢献しているとして県が顕彰した「ふじのくに食の都づくり仕事人」による出前講座がこのほど、浜松市浜北区の浜名小で開かれた。放課後児童会「浜名第一ビーバークラブ」の児童26人が味覚や食の魅力について学んだ。

味覚について児童に解説する一木さん(左)=浜松市浜北区の浜名小
味覚について児童に解説する一木さん(左)=浜松市浜北区の浜名小

 中区の懐石料理「いっ木」の店主一木敏哉さん(44)が講師を務めた。一木さんは児童に塩や砂糖をなめてもらいながら、甘い、苦い、しょっぱい、酸っぱい、うまいの「五味」を紹介した。児童は目と鼻をふさいでイチゴを食べ、食事を味わうためには五感も重要と学んだ。地元のトマト農家「ひらまつファーム」も協力し、一木さんはミニトマトをだしと卵で調理した「玉締め」を振る舞った。児童は出来たての料理を味わい、「温かくておいしい」と声をそろえた。

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