大豆で“肉団子”開発 浜松の玉澤 30日に発売
食肉卸加工販売の玉澤(浜松市南区)は30日、肉を使わずにミートボールのような味や食感を実現した大豆製品「大豆ボール」の販売を工場直売店で始める。食の多様化や健康志向の高まりを背景に、約1年をかけて肉製品以外の開発に初めて取り組んだ。
粉状、米粒大、繊維状に加工した3種類の大豆を配合し、大豆の香りやパサつきのない「肉のプロとして納得できる商品に仕上げた」(高木潤本部長)。冷凍商品で、ゆでたり、揚げたり、電子レンジで温めたりして手軽に調理できる。
価格は500グラム(25個)入り税別780円など。売上目標は年間1千万~2千万円。直売店では甘辛タレやトマトソースで味付けした総菜も販売する。
同社は焼き肉用に成型した大豆製品や大豆ハンバーグなどの開発も進めていて、玉澤伸太郎社長は「学校給食や病院食向け、スーパーなどで新たな市場を開拓したい」と話す。