食べ物の大切さ絵本に 地元図書館や幼保に寄贈 浜北西高の坪井さん制作

 食べ物の大切さを子どもたちに伝える絵本「てんごくやさいどうぶつえん」を制作した浜松市浜北区の浜北西高2年坪井しずくさん(17)が24日、同作品を同区の浜北図書館に寄贈した。今後、浜北西保育園など地元の保育園、幼稚園に計22冊を贈る。

子どもたちに食べ物の大切さを伝える絵本を制作した坪井さん=浜松市浜北区
子どもたちに食べ物の大切さを伝える絵本を制作した坪井さん=浜松市浜北区

 子どもの栄養管理の仕事に興味があったという坪井さんは、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした総合学習で「フードロス」に関心を持ち、課題解決に向けた絵本の制作に取り組んだ。
 作品は、食べ残されてしまった野菜は天国に行くことができないと伝えるストーリー。登場する野菜のキャラクターに、読者が好きな名前を付けられる仕様にするなど工夫を凝らした。絵本作家を訪ねて助言を受け、パソコンで絵を仕上げた。
 坪井さんは同館を訪れて絵本2冊を山崎達也館長に手渡し、「子どもの時からフードロスの問題を知ることで、将来的に課題解決につながればうれしい」と語った。

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