「海の道」渡り初め 西伊豆でトンボロ開き
西伊豆町商工会や観光協会でつくる実行委員会は25日、同町の瀬浜海岸で「堂ケ島トンボロ開き」を行った。海岸と沖合の島が地続きになる「トンボロ現象」が日中に起きる時期に合わせた行事。海が割れて道が現れ、町内外の約50人が渡り初めに臨んだ。
トンボロは、潮位の減少で砂州(さす)が出現し、陸と島がつながる珍しい現象。午前11時半ごろ、トンボロ開きが宣言されると、参加者はガイドの案内を受けながら沖合の「三四郎島」を目指して長さ約250メートルの砂州を渡った。
海岸の清掃活動や地場産品が贈られるイベントもあった。町によると、トンボロ現象が昼間に見られるのは9月ごろまで。