太田川で試乗会「コースタルボート」 新感覚競技の魅力発信 磐田

 ボート競技の一種で、2028年のロサンゼルス五輪の新種目として採用が検討されている「コースタルボート」の体験試乗会が26日、磐田市福田の太田川河口付近で初開催された。県内外のボート経験者や浜松北高漕艇部の部員など約25人が参加し、新感覚のスポーツを楽しんだ。

コースタルボートに挑戦する参加者=磐田市福田
コースタルボートに挑戦する参加者=磐田市福田


 ボート競技は穏やかな川面を走るのが一般的だが、コースタルボートは風が強く波の出やすい沿岸部で行う。競技の認知度向上と太田川河口域を利用した水上スポーツを提案しようと、磐田水辺環境活用連携プラットフォーム「IWATA Banks」(天野敏之代表)が企画した。
 雨天かつ強い風が吹く中、参加者は天野代表やNPO法人県ウオータースポーツ協会(浜松市)のメンバーらの助言を受けて5人ずつボートに乗船。オールを手に、体全体を使って波のある水面を力強くこぎ進めた。
 今後、初心者向けの体験試乗会も開催する予定。天野代表は「磐田市内の水辺を活用して水上スポーツの体験会を行い、にぎわい作りを進めていく」と話した。

 

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