沼津・静浦バイパス一部開通 渋滞解消など期待 1期工区2.5キロ

 静岡県と沼津市は27日、同市と伊豆の国市を結ぶ計画の国道414号静浦バイパスのうち、沼津市下香貫と同市大平をトンネルなどで結ぶ第1期工区2・5キロの開通式を同市大平で開いた。地元関係者が念願の開通を祝い、「通り初め」を行った。

静浦バイパスの一部開通を祝い、通り初めを行った式典=沼津市大平
静浦バイパスの一部開通を祝い、通り初めを行った式典=沼津市大平
静浦バイパス
静浦バイパス
静浦バイパスの一部開通を祝い、通り初めを行った式典=沼津市大平
静浦バイパス

 第1期工区は1994年に着工。ルートに固い岩盤が貫く沼津アルプストンネル(1・1キロ)や軟弱地盤を抱え、長期の難工事となった。市中心部と大平地区のアクセス向上や国道414号の渋滞解消が期待される。
 トンネル入り口の銘板の文字を書いた沼津西高芸術科の生徒や、地元の香貫小と大平小の児童らがくす玉を割り、完成を祝した。頼重秀一市長は「大平地区と市中心部を直結するルートがようやくできた」と喜んだ。
 同バイパスの残る区間4・4キロは現在、測量を進めている。本体工事の着手や開通時期は未定。

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