SDGs 絵本で知って、学んで 市立図書館に寄贈 浜松学院大サークルが制作 「うさぎたんてい」主人公

 浜松学院大(浜松市中区)の絵本サークル「Smile Leaf」が27日、子どもたちに絵本でSDGs(持続可能な開発目標)を学んでもらおうと制作した「うさぎたんてい」を市立中央図書館(同区)に寄贈した。

完成した「うさぎたんてい」を紹介する高田さん=浜松市中区の浜松市立中央図書館
完成した「うさぎたんてい」を紹介する高田さん=浜松市中区の浜松市立中央図書館


 絵本は主人公の「うさぎたんてい」が、平和な街に起きた悲劇を伝え、謎を解決していく姿を描いた探偵もの。山や海、風など浜松の自然のほか、市の鳥ウグイスも登場する。
 同サークルは、絵本制作のため昨年5月に結成した。代表の地域共創学科2年の高田亜美さん(20)=御殿場市出身=を中心に、子どもたちの教材になる内容を目指して取りかかり、約1年かけてことし1月末に完成した。弁天島(西区)など市内のボランティア活動を通じて実感した地域の人とのつながりの大切さを、ストーリーに込めたという高田さん。「朝から夜まで作業に当たった完成間近の時期が一番大変だった」と振り返り、シリーズ化にも意欲を見せた。
 高田さんは「SDGsにはいろいろな考え方がある。自分ならどう解決するのか、子どもたちに考えてほしい」と話した。
 (浜松総局・小林千菜美)

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