静岡県立大学長 季語を解説 俳句結社「みづうみ」俳誌創刊1000号記念 浜松

 静岡県西部の愛好家らでつくる俳句結社「みづうみ」(笹瀬節子主宰)はこのほど、5月発行の俳誌が創刊1000号を迎えることを記念し、県立大学長の地球科学者尾池和夫さんを招いた講演会を浜松市中区のクリエート浜松で開いた。

日本列島の成り立ちや季語について話す尾池さん=浜松市中区のクリエート浜松
日本列島の成り立ちや季語について話す尾池さん=浜松市中区のクリエート浜松

 尾池学長は「静岡の大地を詠む 見る、食べる、学ぶをもとに」と題し、季語のもとになる四季をつくり出した日本列島の成り立ちや地形について解説した。季語に、ワカメ、ひじきなどの海藻が多いことも紹介。「海藻の季語はとても重要」と強調し、「どの季節の季語になっているのか理由を調べて、上手に詠んでほしい」と呼びかけた。
 みづうみは、俳人の原田濱人によって1939年に創刊された。

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