浜松工科自動車大学校 4月開校 1級整備士養成へ 実習場など充実の設備

 静岡自動車学園(静岡市葵区)は29日、浜松市中区寺島町に4月開校する自動車整備士の養成専門学校「浜松工科自動車大学校」の内覧会を同校で開いた。次世代自動車導入の動きが加速する中、高度な整備知識や技術に精通した1級整備士の養成課程は静岡に続き同校2カ所目で、県西部は初めて。

学生が車の構造などを学ぶ実習場などを公開した内覧会=浜松市中区寺島町の浜松工科自動車大学校
学生が車の構造などを学ぶ実習場などを公開した内覧会=浜松市中区寺島町の浜松工科自動車大学校

 1級課程の自動車システム工学科(4年制)、2級課程の自動車整備科(2年制)、留学生対象の国際オートメカニック科(3年制)の3科を開設する。定員は1学年各科25人。
 施設は鉄骨2階建て、延べ床面積約2400平方メートル。車の構造や整備方法を学ぶ1階の実習場は、車を持ち上げるリフトを12基配置し、検査場も備える。2階は学科教室。
 実習場にはガソリン車から電気自動車(EV)、燃料電池車まで各メーカーの多彩な車種が並んだ。平井一史理事長は「自動車業界からの人材育成ニーズは高く、期待を感じている。時代に合わせた自動車の安全安心を守るため、質の高い教育を展開していきたい」と話した。

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