オリーブの葉でケーキ 沼津の洋菓子店 廃棄せず材料に ほろ苦い後味
沼津市花園町の洋菓子店「ヴォワ・ラクテ」が、廃棄されることが多いオリーブの葉を材料にガトーショコラを商品化し、人気が高まっている。チョコのまろやかな甘みの後に、ほろ苦さが残るのが特徴だ。
愛鷹オリーブ園(同市)のオリーブの葉を使用。フランス産ホワイトチョコレートとイタリア産オリーブオイルを混ぜて焼き、しっとりとした食感にする。大和美佐子社長(59)は「甘すぎるスイーツが苦手の人にもお勧め」と話す。
オリーブの葉にはポリフェノールが多く含まれ、海外ではサプリメントの原料になっているという。地元食材を活用した商品開発を考えた大和社長が同園のオリーブリーフティーを知り、スイーツにも合うとみて材料にした。SDGs推進にもつながるとアピールする。
1カット250円(税込み)。オリーブの葉と寿太郎みかんを使ったメレンゲも販売している。
(東部総局・矢嶋宏行)