すっきりした味わい かつお節×コーヒー 焼津の久保山さん「地元食材の魅力広めたい」

 焼津市のコーヒー小売業久保山恵里さんがコーヒーのドリップバッグにかつお節を入れて味わう「鰹節珈琲」を製作し、販売を始める。かつお節の魅力を広めたいと開発に着手し、試行錯誤の末、商品化にこぎ着けた。

久保山さんが製作した「鰹節珈琲」=焼津市浜当目
久保山さんが製作した「鰹節珈琲」=焼津市浜当目

 鰹節珈琲はコーヒーのドリップバッグ3個、同市のかつお節製造販売新丸正の削り節「駿河ふぶき」2袋で一式。コーヒー豆は自家焙煎(ばいせん)でかつお節に合わせ、すっきりした飲み心地になるよう仕上げた。かつお節は上品な風味が特徴の本枯節。コーヒーに入れることでさわやかな香りとうまみが味わえる。
 久保山さんが開発に着手したのは2年前。かつお節を粉末状にしてコーヒーに混ぜるなどさまざまな手法を試した結果、削り節をつまんで入れるスタイルに行き着いた。3月に市内のイベントで出品したところ、すっきりした味わいに評判は上々だったという。久保山さんは「かつお節の新しい活用法になれば」と話す。
 税込みで780円。焼津市観光協会やカフェ&ワークスペース「プレイボールカフェ」などで販売する予定。

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