ヘルメット着用を広報 1日から自転車運転時努力義務 静岡中央署

 自転車利用者のヘルメット着用を努力義務とする改正道交法が4月1日に施行されるのを前に、静岡中央署は31日、街頭広報活動を静岡市葵区の青葉通り駐輪場付近で行った。

自転車の利用者にチラシを配布する署員(右)=静岡市葵区
自転車の利用者にチラシを配布する署員(右)=静岡市葵区

 署員と県交通安全協会静岡中央地区支部の交通安全指導員計9人がのぼり旗を掲げるなどし、通行人に道交法が改正されることを周知した。自転車の利用者にはチラシや啓発品を配布。県警のまとめで、この10年で自転車に乗っていた交通事故死者の7割が頭部が致命傷になっていることから「頭を守ることが大切」と呼びかけた。
 同署によると、管内は通勤通学で自転車を利用する人が県内でも多い地域。全ての交通事故のうち、自転車が関わる事故が県平均は15%程度なのに対し、同署管内は30%近くに上る。同署の斉藤行紀交通課長は「まずは努力義務になることを周知し、家族内などでも話題にしてほしい」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞