仲間づくり 企業の枠超え 合同入社式に19社63人 磐田商議所、市商工会 初企画

 磐田市内の中小企業の新入社員を招いた「IWATA合同入社式」が3日、同市上新屋のアミューズ豊田で開かれた。企業の枠を超えた仲間づくりや交流を後押ししようと、市と磐田商工会議所、市商工会が初めて企画。製造業やサービス業など19社から63人が参加し、社会人としての決意を新たにした。

企業の枠を超えた“同期”で記念撮影する新入社員ら=磐田市上新屋のアミューズ豊田
企業の枠を超えた“同期”で記念撮影する新入社員ら=磐田市上新屋のアミューズ豊田

 将来を担う若者たちに“同期入社”の絆をつくることで、労働への順応を支援し、地域への愛着を持ってもらう。草地博昭市長は「同じタイミングで社会に出た仲間とともに、仕事も暮らしも充実した人生を送ってほしい」とエールを送った。
 新入社員たちは記念に、スーツとネクタイを身に着けた新社会人スタイルの市イメージキャラ「しっぺい」とともに集合写真を撮影した。参加者には磐田の魅力を知ってもらうため、記念品として遠州織物の名刺入れや、ジュビロ磐田と静岡ブルーレヴズのグッズ、観戦チケットを贈った。ビジネスマナーの研修も行った。
 医薬品や食品の安全性評価を行う企業に入社した安間彩乃さん(23)は「大企業のように社内に同期は多くないので、横のつながりができるのは心強い」と話した。

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