小泉八雲、ヤマトタケル パネルに 浜当目散策マップも完成 常葉大生 焼津の魅力発信

 常葉大の学生たちが制作した焼津市浜当目地区の散策マップ、小泉八雲とヤマトタケルを模したキャラクターのパネルが完成した。那須野絢子助教の呼びかけに応じた10人の学生が昨夏から地区を訪ね歩いたり、歴史を学んだりして作り上げた。マップとパネルは市内に設置、配架し、観光客に魅力を発信していく。

キャラクターパネルを横にマップの完成を報告する学生たち=焼津市役所
キャラクターパネルを横にマップの完成を報告する学生たち=焼津市役所
完成した浜当目散策マップ
完成した浜当目散策マップ
キャラクターパネルを横にマップの完成を報告する学生たち=焼津市役所
完成した浜当目散策マップ


 マップとキャラクターパネルの制作活動は、国の登録有形文化財「原田家住宅」にできた古民家カフェの営業開始をきっかけに始まった。メンバーは外国語学部、造形学部に所属する1年から3年生。
 完成したマップでは、学生たちが地区を歩いて調べた名所や史跡、グルメスポットといった情報をイラストや写真を使って紹介している。マップ制作を担当した外国語学部3年の大場龍之介さん(21)は「地区の魅力的な部分に触れることができた」と振り返る。
 キャラクターパネルの制作は造形学部の学生が担当した。小泉八雲をモデルにしたキャラクターは雲の柄が入った和服に身を包み、長身ですらりとした姿に仕上がっている。造形学部2年の柴田真言さん(20)は「調べて分かった八雲の魅力を詰め込んだ」と感想を述べた。
 マップは1万部制作し、浜当目地区の施設を中心に配架する。パネルは古民家カフェなど4カ所に設置する。
 30日に学生5人と那須野助教らが市役所を訪ね、中野弘道市長に完成を報告した。那須野助教は「浜当目の魅力発信につながれば」と述べた。

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