フジ咲いた 藤枝の春 見頃は15日 蓮華寺池公園で開花宣言

 藤枝市は5日、同市若王子の蓮華寺池公園でフジの開花を宣言した。昨年より6日早い。日本樹木医会の大石春夫県支部長によると、見頃を迎えるのは藤まつりが始まる15日ごろになる見通し。

フジの花の開花を確認する北村市長(左)や大石県支部長ら=藤枝市の蓮華寺池公園
フジの花の開花を確認する北村市長(左)や大石県支部長ら=藤枝市の蓮華寺池公園

 池の南西にある標本木では、紫長フジが5日時点で二分咲き。標本木の前に北村正平市長や大石県支部長、フジを管理する藤育会の会員らが集まった。北村市長は開花を宣言し「フジは藤枝のシンボル。かぐわしい香りと美しい花の形が市民を魅了している」と語った。
 フジの開花宣言は全国的に珍しく、市は2021年に独自の基準を設けた。標本木で5輪以上の花が咲いた房を5本確認できたタイミングで開花を宣言している。公園には20種250本のフジが植えられ、見頃の時期には鮮やかな紫色や甘い香りを楽しむ見物客でにぎわう。
 藤まつりは公園で15日~5月5日に開催し、物産展やフジの展示、各種体験会、飲食ブースの出店などが行われる。
 (藤枝支局・青木功太)

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