⚽J3アスルクラロ沼津 3戦連続ドロー

 J3リーグは8日、各地で第6節の5試合を行い、沼津は福島と1―1で引き分けた。前節首位の岩手は相模原と1-1で引き分け、勝ち点11となった。松田が全得点を挙げ、2-1で岐阜に競り勝った愛媛が岩手と勝ち点で並んだ。奈良は琉球に2-0と快勝し、勝ち点9とした。(45分を超える時間表記はロスタイム)

沼津―福島 後半32分、先制ゴールを決める沼津の持井(右から2人目)=愛鷹広域公園多目的競技場
沼津―福島 後半32分、先制ゴールを決める沼津の持井(右から2人目)=愛鷹広域公園多目的競技場


 ①愛鷹▽観衆1233人
 沼津 1勝3分け2敗(6) 1(0―0 1―1)1 福島 1勝1分け4敗(4)
 ▽得点者【沼】持井(2)【島】古林(2)


 好機生かせず 決定力不足解消が急務
 沼津は先制したものの、好機を生かし切れず福島と1-1の痛み分け。3試合連続の引き分けとなった。中山監督は「勝ちきれなかったが負けないしぶとさも見せた」と評価した。
 前半は相手の縦パスが通り鋭い攻撃を受けたが、失点せずに折り返した。試合が動いたのは後半32分。CKをDF篠崎が頭で合わせ、こぼれ球となったボールをMF持井が右足で押し込んだ。練習を重ねてきたセットプレーでの得点は「狙い通り」(持井)。「コーチ陣からも狙うように指示があった。(セットプレーでの得点は)今日の一番の収穫」と振り返る。
 しかしその3分後、守備の緩みを突かれ同点を許した。篠崎は「得点した後にいかにチーム全体を締められるか」と課題を挙げた。
 福島を率いるのは、かつて中山監督と磐田で黄金期を築いた服部監督。元同僚との戦いに指揮官は「悔しい。勝ち点3が欲しかった」と唇をかむ。内容は悪くないだけに、白星が欲しい。決定力不足の解消は急務だ。

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