リアル野球盤に大歓声 少人数でも試合、アウトゾーンにガックリ 浜松湖北高佐久間分校で大会

 浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校のグラウンドで8日、リアル野球盤大会が初めて開かれた。同校野球部やOBなど約50人が参加し、野球盤に見立てたグラウンドで野球を楽しんだ。

ホームランが出るたびに盛り上がったリアル野球盤=浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校
ホームランが出るたびに盛り上がったリアル野球盤=浜松市天竜区佐久間町の浜松湖北高佐久間分校


 大会は、ウェブサイト制作などを手がける「フィーリンク」(同市北区)の山田二三郎社長(33)と同町ゆかりの出身者でつくる「佐久間若者サミット」の大見拳也代表(32)が中心となって企画した。
 リアル野球盤はボードゲームの野球盤を基にしたレクリエーションゲームで、本来の野球と異なり、守備や走者が不要。近年、部員が減少する同校野球部の現状などを受け、少人数でも試合ができるリアル野球盤の開催を考えた。交流イベントの一環として、2回目の開催も検討している。
 大会では6チームが出場した。選手は、ピッチングマシンから出る球をフルスイングした。柵越えのホームランが出ると大きな拍手や歓声が上がった。一方、打球がアウトのゾーンに転がると打者は肩を落としていた。ホームランを打った磐田東中1年の高塚昌宏さん(12)は「普段よりも大きな打球を狙った。また開催したら参加したい」と話した。
 (水窪支局・大沢諒)

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