JR三島駅弁当店再開へ 新幹線ホームの桃中軒 「抹茶シリーズ」県内食材生かす

 弁当・仕出しの桃中軒(沼津市)は14日、コロナ禍で休業しているJR三島駅新幹線ホーム2号売店の弁当店を再開する。2020年4月に休業して以来、約3年ぶり。利用客の回復を見込んだ対応で再開に合わせ、県内産の食材を使用した「抹茶駅弁シリーズ」を発売する。

新開発した「抹茶駅弁シリーズ」=沼津市の桃中軒本社
新開発した「抹茶駅弁シリーズ」=沼津市の桃中軒本社

 新シリーズを含めた10種の弁当と冷凍弁当、23日までの限定品を販売する。新幹線ホームの売店は乗り換え客を中心に利用が多い。22年11月に再開した新幹線ホームのそば店の利用客が安定してきたことや、5月の大型連休前に活気づけようと再開を決めた。
 駅弁新シリーズは県外客へのPRを狙い、日持ちがしやすいように仕上げた。人気商品の「港あじ鮨」や「沼津香まだい寿司」に県産抹茶をご飯に使用した3種。酢飯の甘みを感じる味わいにした。営業企画部の堀美幸さん(33)は「対面販売のメリットを生かし、県外や外国人客に広めていきたい」と意気込む。
 新幹線ホームの売店の営業は午前10時から午後6時(1~2時は準備中)。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞