家康ゆかりの城や御殿 御朱印も楽しんで 地元高校生が墨書き

 磐田市観光協会は、大河ドラマ「どうする家康」の放送を誘客につなげようと、徳川家康にゆかりがある市内の城跡、古跡3カ所の御朱印を販売している。磐田南、磐田西、磐田東の3高校の書道部員が、それぞれの名称の墨書きを手がけた。

家康ゆかりの城跡、古跡の名称を高校生が揮毫(きごう)した御朱印=磐田市内
家康ゆかりの城跡、古跡の名称を高校生が揮毫(きごう)した御朱印=磐田市内

 御朱印を用意したのは、遠江に進出した家康が最初に拠点として建造しようとした幻の城「城之崎城」、徳川、武田両軍の遠州支配を巡る戦いの舞台になった山城「社山城」、家康がタカ狩りや軍議などで度々利用した「中泉御殿」。3種類とも葵(あおい)の御紋入りで、城之崎城の御朱印には市内で繰り広げられた「一言坂の戦い」で勇名をはせた本多忠勝ら徳川四天王の家紋もあしらうなど、それぞれ異なるデザインが楽しめる。
 中泉御殿を担当した磐田南高3年の佐藤羽菜さん(17)は「歴史ある磐田のまちのPRに参加できてうれしい。家康の強いイメージを表現できるよう、力強く書くように意識した。多くの人に磐田の魅力を知ってほしい」と話した。
 1枚300円。3枚セットで購入すると、無料で専用の台紙「磐田古跡巡帳」が付く。販売場所はJR磐田駅北口の観光案内所(月曜休館)と、同市下神増の「とよおか採れたて元気むら」(火曜定休)。問い合わせは同協会<電0538(33)1222>へ。
 (磐田支局・八木敬介)

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