紙の立体作品 制作方法解説 富士で個展 作家 西村さんトークも

 富士市の「ふじ・紙のアートミュージアム」で開催中の個展「西村優子展」のアーティストトークが23日、同所で開かれた。作家の西村さん(神奈川県川崎市)が、紙を折って作り上げる立体作品の制作方法などを説明した。

制作方法を解説する西村さん=富士市の「ふじ・紙のアートミュージアム」
制作方法を解説する西村さん=富士市の「ふじ・紙のアートミュージアム」

 西村さんは、学生時代に学んでいた建築デザインの知識を生かし、板などを折り曲げることで強度を増やす「折板構造」を取り入れた紙の作品を発表してきた。企画展には、縦長5メートルの紙を円状に折った壁かけの作品やトンネル型の大型作品など3点を出品した。
 トークでは、小型作品を見せながら制作の流れを紹介。「土佐和紙」や「局紙」など使用する紙のこだわりについても話した。「建造物を作るようなイメージで制作する。紙の持つ可能性を感じてほしい」と呼びかけた。
 展示は6月18日まで。

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