5月3日、筆供養まつり 静岡・臨済寺

 今川義元、徳川家康ゆかりの寺として知られる静岡市葵区大岩の臨済寺は5月3日午前11時から、「第51回筆供養まつり」を同寺で行う。
 1972年に書家の故沖六鵬氏が祈願して境内に「筆塚観世音像」が建てられて以来続いている行事。使い古した筆や不要になった書作品などを納め、道具への感謝と書道上達を祈る。
 沖氏は藤枝市出身。県書道連盟の結成に参画し、会長も務めるなど県書道界の発展に寄与した。まつりの運営担当者で沖氏の孫、好朗さん(同区)は「書道愛好者のほか多くの方に参加してもらい、書を見直す機会にしてもらいたい」と話した。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で時間を分散して実施していたが、3年ぶりに一堂に会し開催する。参加者は筆や作品を持参して直接会場へ。参加無料。
 問い合わせは好朗さん<電054(397)6679>へ。

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