“地域の宝物” 自由に描く 磐田で写生大会 「旧見付学校」など細部まで丁寧に

 磐田市はこのほど、「見付写生大会」を同市見付地区で開いた。市内外から多くの親子連れが参加。旧赤松家記念館や見付天神など14カ所から好みの場所を選択し、思い思いに描いた。

絵の具やクレヨンなどを用いて旧見付学校を描く参加者=磐田市見付
絵の具やクレヨンなどを用いて旧見付学校を描く参加者=磐田市見付

 日本最古の木造擬洋風小学校舎「旧見付学校」では、大勢の参加者が集まった。絵の具やクレヨン、色鉛筆を使い、緑色の壁や石垣など細部まで丁寧に描写。市イメージキャラクター「しっぺい」も駆けつけ、参加者の様子を見守った。
 親子三世代で参加した中村瑚斗音さん(9)=袋井西小4年=は、家族と事前に下見をし、淡海国玉神社の「兎(うさぎ)像」を描くと決めていた。「(うまく描けるように)がんばります」と意気込んだ。
 同企画は2018年までつつじ公園で開催していたが、町歩きを通じて地域の歴史・文化に触れてもらおうと範囲を広げた。作品は審査を経て、5月10日に旧見付学校で表彰式を行う予定。
 (磐田支局・崎山美穂)

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