天竜の四季描く 音楽とダンス 8月浜松で公募参加者とプロ共演 「地域に残る作品に」

 浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで8月26日に公演を予定する舞台「音楽と舞踊で彩る天竜の四季」の準備に向け、出演者がダンスの練習に励んでいる。天竜の四季をテーマにした迫力ある生演奏とダンスで、自然豊かな天竜の美しさを表現する。舞台の出演者は「地域に残る作品を作りたい」と意気込む。

練習に励む舞台の出演者=浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホール
練習に励む舞台の出演者=浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホール

 天竜をテーマにした楽曲制作や演奏活動をする「天竜四季の森音楽団」が主催で、東京や神奈川を拠点とする任意団体「SPUTNIK(スプートニク)」が共催する。同団体代表の舞踊家吉崎裕哉さん(33)=横浜市=が舞台の演出を担い、振り付けは舞踊家土田貴好さん(33)=新潟市=が手がける。
 今月27日、公募の参加者とゲストのプロダンサーが合同練習を実施した。天竜四季の森音楽団の曲「火の神」に合わせ、コンテンポラリーダンスを主体とする振り付けを練習した。力強さとしなやかさを織り交ぜたダンスで、細かい動作を入念に確認していた。
 舞台では、組曲含む18曲が演奏される予定。公募で参加した子どもたちのダンスからプロダンサーによるダンスまで幅広いパフォーマンスが披露される。
 吉崎さんは天竜に何度も足を運んでおり、「自然にあふれていてクリエイションに適している」と強調する。開催に向けて、「曲が生まれた土地で披露することができてうれしい。地域に残る大切な作品になってほしい」と意気込む。
 チケットは6月から販売予定で1枚2千円。公演時間は午前11時半、午後2時の2回。

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