東名IC北側 移転へ 28年度供用開始目指す 磐田市新消防庁舎

 磐田市消防本部は28日の市議会議員懇談会で、老朽化に伴い移転建て替えを検討している消防庁舎について、東名高速道磐田インターチェンジ(IC)北側の同市大久保に建設する方針を明らかにした。懇談会で報告した庁舎の整備基本計画案に示した。

新消防庁舎建設予定地
新消防庁舎建設予定地
磐田市消防庁舎の移転予定地=同市大久保
磐田市消防庁舎の移転予定地=同市大久保
新消防庁舎建設予定地
磐田市消防庁舎の移転予定地=同市大久保


 建設予定地はIC出入り口から北に800メートル。現在は茶畑や林などがある。敷地面積は約2万5千平方メートル。消防本部はこれまで、交通アクセスや一定の敷地面積確保などの観点で移転先を探してきた。予定地は近くに住宅密集地がないことや、訓練などに必要な拡張余地があることが決め手になった。
 予定地に、2~3階建ての庁舎棟(延べ床面積4千平方メートル程度)と2階建ての車庫棟(同3千平方メートル程度)などを整備する計画も示した。2024、25年度に用地買収する。25年度に土地の造成、26年度に庁舎建設工事に着手し、28年度中の供用開始を目指す。
 同市今之浦の現庁舎は移転後、当面は出張所として活用する。出張所も現在地での建て替えか移転かを検討する。5月1~31日に庁舎整備基本計画案のパブリックコメント(意見公募)を行い、7月の計画策定・公表を予定している。
 (磐田支局・八木敬介)

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