大名行列 華やかに いわた大祭り 旧宿場町にぎわう

 磐田市の見付宿場通りで29日、「第21回いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。新型コロナ禍の影響による見物客の密回避のため中止が続き、見付宿場通りでの開催は4年ぶり。江戸時代の情緒を残す大通りを豪華絢爛(けんらん)な衣装に身を包んだ行列が練り歩き、大勢の市民が旧宿場町の歴史と文化を堪能した。

掛け声に合わせてゆっくりと進行する大名行列=磐田市見付
掛け声に合わせてゆっくりと進行する大名行列=磐田市見付

 地元の中学生や住民有志ら約50人が、奴(やっこ)や姫役などを演じた。藩侯役は草地博昭市長、かごかき役をラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの選手らが務めた。「下にー、下に」と大きな低い声のかけ声が通りに響く中、行列はゆっくりと進行。城山中の生徒たちが事前に練習を重ねた独特の足の運びや所作を披露し、沿道の市民がカメラを向けて見入った。
 子どもたちによるサンバやサルサのダンスパフォーマンスも繰り広げられ、会場を盛り上げた。
 (磐田支局・崎山美穂)

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